しかし最近はウェブやコンビニATMを使えば誰にも気づかれず、まるで自分の口座から引き出すみたいに借入金を手にすることができるようになりました。
けれども、このイージーさがすべての人の「ためになるか」というと、結局は借りる人の時間や金銭のスケールがズレていると、場合によっては危ないことにもなると思います。
銀行や金融会社の窓口であればこちらの考えが漠然としていても向こうで整理してくれますから、欠点の少ないプランが立てられそうですが、PCやスマホで事務的に打ち込んでいくだけなら、自分で自分に充分なフォローができるでしょうか。
正直言ってわかりません。
自分はどんな人間なのだろうと考えると、有人契約も良いのかもしれませんね。
お金に困ってカードローンなどで借入したら、財布や口座に余裕があったら一括返済する。
その方が絶対にトク。
と兄に言われたことがあります。
繰上一括返済できるのを知らなかったと答えたら、「約款にあるだろ」と真顔で怒られました。
というのは、昔、親友が家族に内緒でカードローンでキャッシングしており、どうしようもなくなってしまったことを見たからで、「しばらくトラウマ的」な状況だったそうです。
CMや電車の車内広告を見て、僕も便利だなとは思いますが、お金を借りている緊張感や数字に対する意識が薄れてしまうのかも。
だって、一度お財布に現金を入れたら、自分のお金と借金のお金と区別つかないですから。
ある意味、怖いなと思いました。
キャッシングといえば、カードローンと同じ内容だと思ってしまいそうですが、返済の方法が違います。
一括で返済をするという目的でクレジットカードで現金を引き出すのがキャッシングで、分割払いにする際はカードローンといいます。
カードローンは月々の返済は簡単ですが、利息を考慮しなければなりませんし、どちらにしても延滞の際には注意をしなければなりません。
生活環境の大きな変化には必ずお金が必要になります。
引っ越しもそのひとつで、住まいを移り変わることは意外なほどお金がかかるものです。
引っ越しの計画が数か月も前から分かっていた場合はそのつもりで貯金しているでしょう。
でも、場合によっては突然の辞令で、早急に引っ越しの準備をしなければならない時もあります。
このような状況で金銭的に苦しい思いをした人も珍しくありません。
こうした場合には、キャッシングの利用を検討してみてください。
即日融資や無利息の特典がついたところ、あるいは金利が低いところなど、非常に魅力的なサービスが揃っていますから、予定とうまく組み合わせれば、引っ越し費用に頭を悩ませずに済むでしょう。
世間にインターネットというものが普及してからはPCやスマホを通じてネットキャッシングできるようになったため、一般的にもかなり手軽に利用可能な時代になってきました。
ちなみに、キャッシングサービスが利用できるのは18歳以上という場合もあるようですが、ほとんどが20歳以上で当然ながら収入が安定している人となります。
借り入れに必要な金利は個々の金融会社によって異なり、低いほどお得ということになります。
少しでも金利が低く設定されているところを自分が借りたい金額と突き合わせて探すことが重要です。
初めてキャッシングの利用を申し込む際には希望する金額の記入が求められます。
いくらにしようか迷うかもしれませんが、初めてなのに、あまりに高すぎる金額を書いてしまったら審査に通らない場合があるでしょう。
一回目の申込では、なるべく低めの金額を提示しておいて、そのお金を返済して実績を作ってから高めの金額を再度申請するのが賢い方法でしょう。
上手く使えば非常に便利なのがキャッシングですが、返済が遅れるようなことがあれば裁判所の差し押さえを受けることもあるので注意が必要です。
差し押さえられるのは銀行の預金口座や勤め先の給与ですが、給料の場合は最大その4分の1までが差し押さえ対象になります。
あなたが年金生活者の場合、問題はさらに深刻で、年金の振込先口座が差し押さえの対象として指定された場合、1円も手元に入ってこないということすら有り得るのです。
そんなことにならないように、無理なキャッシングを行わないように気を付けましょう。
一見、優れているカードローンの借り換えにも、必ずしもメリットばかりとは限りません。
借り換えたのが今より高い金利の業者だったり、長い返済期間にすれば、そうなるのです。
借り換えたことで、より金利の低いローンに切り換えたとしても、長期の返済期間するのなら、結局のところ、金利が増える場合があります。
金利ばかりを気にした借り換えでなくデメリットにならないようにしましょう。